都市化がすすむと競売・任売の物件が増える⁉

住宅が差押えになって、銀行と融資先の顧客が単なる“債権者と債務者の対立した関係”になり、とうとう住む家までなくしてしまったという友人の家族を、私はこの10年のあいだに、2組見てきました。

住宅ローンを滞納して銀行など金融機関からの催促に応じないと、任意売却のタイミングを逸して最終的には物件差押え、競売というプロセスを踏むことになります。

私は仙台市の出身でしたので、実家のある近くには幼なじみの家族の家もたくさんあって、帰郷したときに歩く町の風景などは、実に懐かしいものがあります。

自分が駆けずりまわっていた路地裏の様子などがそのまま残っているのを発見したときなどは、胸にこみ上げてくるものがあります。

実は差押えで競売というのは、2組ともそんな時代の、私の幼なじみの家族の住宅でした。

物件そのものは建て替えて新しくなっていましたが、その家族のお父さんが経営する会社がうまくいかなくなり、最終的には任売物件(任意売却)であったはずの事業用物件、自社ビルや工場まで差押えられ競売物件にというハメになってしまったのです。

世界的な金融危機は東京や大阪などの一大商圏都市に大打撃を与えたばかりか、遠く離れた東北地方・仙台市まで呑み込み、倒産・破産の連鎖を拡大させていきました。

その友人の自宅は建て替えて数年しか経過していなかった時期で、任意売却とはいえ多額の残債が残っていて、売却できれいに清算することはできなかったそうです。

それでお父さんが任意売却に応じず頑張っているうちに、競売へとコマがすすんでしまったというのです。

仙台市の町のあり方は、東京などとそれほど大きくは変わりません。

いわゆるサラリーマンが日中を過ごす都市であり、夜になるとベッドタウンになるようなエリアが存在します。

今後もこのような悲劇が繰り返されるのではないかと、とても心配しています。
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